【大手量販】海外生産現地から国内各エリアへの直出荷スキームの構築

コンサルティング事例

【大手量販】海外生産現地から国内各エリアへの直出荷スキームの構築

■課題１: 国内マザー倉庫でのコンテナデバンや一斉出荷時の店舗別・エリア別仕分けの作業が集中し、負担となっている。

　・シーズン品の新商品は発売時期が重なるため、コンテナ入荷や出荷のタイミングがピークとなる時期は、

　　マザー倉庫内の作業負担が大きく、連日の残業が発生

■課題２: 国内マザー倉庫から全国各エリアへの幹線便輸送が負担となっている。

　・新商品を1日も早く店舗に届けるため、マザー倉庫から全国各エリアへの幹線便の台数が日々変動するなか、

　　長距離便トラックを年々手配しにくくなっていると共に、輸送コストも上昇している。

■課題３: 繁忙期はマザー倉庫のスペースキャパシティがあふれ、外部倉庫の一時手配が必要となっている。

　・繁忙期は倉庫のスペースが不足し、外部倉庫が必要となり、余計なコストが発生している。

■課題４: 海外から国内マザー倉庫経由で全国店舗へ出荷されるため、店舗販売までのリードタイム日数を要している。

　・国内マザー倉庫を中継しているため、店舗で陳列販売するまでの日数を要している。

■支援内容１: 海外生産現地近隣の港湾エリアへバイヤーズコンソリデーションでコンテナ集約し、国内各仕向港向けへ出荷

　・海外生産現地近隣の港湾エリアにクロスドック型倉庫を設置して、国内各仕向港ごとに

　　ケース仕分けしてコンテナを仕立てる運用に変更。

■支援内容２: 海外各工場からの出荷日、発送リードタイムを予め計画立てて、同一システム内で情報共有し、週次の出荷物量を調整

　・海外工場別に出荷日計画を、社内でバイヤーと海外物流部で共有できる仕組みを構築活用して、

　　コンテナの物量や出荷日を計画調整できる運用に変更。

■支援内容３: 国内各エリアのTC拠点でコンテナのデバン、店舗別仕分けができるよう庫内プロセスフローを見直し

　・国内マザー倉庫での入荷処理を、各エリアTC拠点でも入荷処理できる仕組みを構築するとともに、

各エリアTC拠点でのコンテナ直受け運用プロセスを実行

■結果１: 国内の物流コストの圧縮

　・繁忙時期のマザー倉庫でのコスト負担の抑制、外部倉庫の廃止、長距離幹線便輸送の低減により、大幅なコストダウンを実現

■結果２: 新商品の発売リードタイムを短縮

　・これまでの新商品の海外出荷～店頭販売までのリードタイムを1週間近く短縮を実現

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